- MetaMaskの概要や特徴
- アカウント登録の方法
- MetaMaskへ送金する方法
この記事では、暗号資産(仮想通貨)のオンラインウォレットであるMetaMaskの概要や使い方を解説します。
MetaMaskへ送金する暗号資産はコインチェックで用意できるので、まだアカウントを作っていない場合はチェックしてください。
MetaMask(メタマスク)とは?概要や特徴を解説
MetaMask(メタマスク)とは、Google Chromeなどの拡張機能やスマホ用アプリで利用できる暗号資産専用のウォレットです。

主にイーサリアムチェーンで発行された暗号資産やNFTの保管に適しており、NFTアートやNFTゲームの決済方法としても利用されます。
下記のブラウザやiPhone&Androidで利用でき、全て日本語へ完全対応しています。
- Google Chrome
- Firefox
- Brave
- Microsoft Edge
MetaMaskには下記の特徴があり、暗号資産やNFT関係のサイトでは必須ツールなので詳しく解説していきます。
- 暗号資産系サイトで利用可能
- セキュリティが強固
- 複数チェーンで活用できる
- 手数料を自由に設定可能
- スマホでも手軽に使える
特徴1:暗号資産系サイトで利用可能
MetaMaskは様々なブロックチェーンアプリケーションへ接続でき、その数は17,000以上になります。
世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea」でも利用でき、MetaMask内のイーサリアム(ETH)などで支払いを行えます。

しかも、MetaMaskはイーサリアムチェーンだけでなく、AvalancheやPolygonなどのブロックチェーンにも対応しています。
そのため、暗号資産を取り扱う多くのサイトやアプリと連携でき、支払いをスムーズに行うことが可能です。
ただし、MetaMaskへ事前に暗号資産を入れておく必要があるので、コインチェックで暗号資産を用意しておく必要があります。
特徴2:セキュリティが強固
MetaMaskでは、暗号資産やNFTへの不正アクセスを防止するために下記の仕組みがあり、これらによってセキュリティが強固になっています。
- ログイン時のパスワード
- シークレットリカバリーフレーズ:12の英単語で構成されたパスワード。MetaMaskウォレットに1つだけ存在。 PCやスマホの乗り換え時にMetaMaskウォレットを復元させる。
- 秘密鍵:MetaMaskウォレットへアカウントを追加する際のセキュリティキー。MetaMaskウォレットへ複数のアカウントを追加可能。

もちろん、上記のシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を他人へ教えると、不正アクセスが可能になるので、他人には教えないようにしましょう。
特徴3:NFTを管理できる
NFTはイーサリアムチェーン上で発行されることが多く、イーサリアムチェーンへ対応したMetaMaskはNFTの決済や管理へ適しています。

NFTアートやNFTアイテムなどであればMetaMask上でも、その見た目を表示でき、どんなNFTを保有しているのか分かりやすいです。
OpenSeaなどでNFTを売買する際に、保管先としてMetaMaskも利用できるので、NFT取引を始める際は必須のツールです。
もちろん、NFTの売買にはイーサリアム(ETH)などの暗号資産が必要なので、コインチェックで暗号資産の準備をしておくと良いでしょう。
特徴4:手数料を自由に設定可能
イーサリアムやNFTなどを送金・譲渡する際は「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料が発生します。
ガス代(ネットワーク手数料)とは、ブロックチェーン上で取引をする時にかかる手数料のことです。
ガス代に使われる仮想通貨はブロックチェーン毎に異なっており、イーサリアムチェーン上のガス代であればイーサリアム(ETH)、Solanaチェーン上であればソラナ(SOL)になります。

また、各ブロックチェーンで必要になるガス代は常に変動しており、取引が混雑している時は高騰するリスクがあります。
イーサリアムチェーンは一定時間あたりに処理が可能な取引回数が決まっており、高いガス代を払った人から先に処理を行えます。
そのため、混雑時はガス代が高くなる傾向にありますが、MetaMaskであれば任意のガス代を設定できます。
長期的な暗号資産への投資やNFTの売買であれば、素早く送金・譲渡する必要も無いので、割高なガス代を払わなくて済みます。
特徴5:スマホでも手軽に使える
MetaMaskはスマホアプリも提供されており、iPhoneやAndroidでもNFTなどの売買が可能です。

日本語にも完全対応しており、操作性もシンプルなので、初めての方でも扱いやすいアプリになっています。
【スマホ】MetaMaskのインストール方法
ここからはスマホへMetaMaskをインストールする方法を紹介していきます.
手順1:アプリストアからMetaMaskをインストール
まずはApp StoreやGoogle Play StoreなどからMetaMaskをインストールします。
インストールした後に起動すると、「MetaMaskへようこそ」が表示されるので「開始」をタップします。

ウォレットのセットアップが表示されるので、「新規ウォレットを作成」をタップします。

MetaMaskの改善に関するお知らせが表示されるので、「I agree」をタップします。

MetaMaskのパスワード設定画面が表示されるので、任意のパスワードを設定してください。

パスワードはMetaMaskのアプリを開くときに必要です。
他人には分からないパスワードが良いですが、自身も忘れない様なパスワードにしてください。
手順2:シークレットリカバリーフレーズを保管
パスワードを設定したら、次はシークレットリカバリーフレーズの保管設定に入ります。

「開始」をタップしていくと、パスワードの確認を求められるので先ほど設定したパスワードを入力します。

すると、シークレットリカバリーフレーズが表示されるので、必ず何かメモをして大切に保管してください。

シークレットリカバリーフレーズを保管し、「続行」をタップすると、シークレットリカバリーフレーズの確認画面が表示されるので正しいワードを入力してください。
正しいシークレットリカバリーフレーズを入力すれば、これでMetaMaskのアカウント開設は完了です。

【PC】MetaMaskのインストール方法
ここからはPCブラウザの拡張機能へMetaMaskをインストールする方法を紹介していきます.
今回はGoogle Chromeの拡張機能で設定しますが、他のブラウザで似た流れなので参考にしてください。
手順1:ChromeウェブストアからMetaMaskを追加
まずはChromeウェブストア公式サイトへアクセスし、MetaMaskの拡張機能を探します。
MetaMaskの配布ページを開くと、「Chromeに追加」とあるのでクリックします。

MetaMaskを追加すると、自動でMetaMaskのセットアップが起動するので、「新規ウォレットを作成」をクリックします。

MetaMaskの改善やプライバシーポリシーが表示されるので、確認した後に「同意します」をクリックします。

次にパスワードを作成する設定に入るので、お好きなパスワードを設定し、「新規ウォレットを作成」をクリックしてください。

パスワードはMetaMaskを起動する時に必要です。
他人には分からないパスワードが良いですが、自身も忘れない様なパスワードにしてください。
手順2:シークレットリカバリーフレーズを保管
MetaMaskのパスワードを設定したら、次はシークレットリカバリーフレーズの設定に入ります。

「ウォレットの安全を確保」をクリックし、シークレットリカバリーフレーズを紙やメモ張へ保管します。

その後、シークレットリカバリーフレーズを確認すればChrome拡張機能でMetaMaskが使える様になります。
コインチェックからMetaMaskへ送金する方法
ここからはNFTを購入したい人向けに、暗号資産をコインチェックからMetaMaskへ送金する方法を解説します。
事前にコインチェックへのアカウント登録が必要になるので、未登録の場合は先に登録してください。
手順1:MetaMaskのアドレスコピー
コインチェックから送金するためにMetaMakへログインし、MetaMaskのウォレットアドレスをクリックしてコピーします。(下画像の赤丸部分)

MetaMaskのウォレットアドレスは手入力でも送金できますが、間違えると送金に失敗します。
そのため、、ウォレットアドレスをコピーする方法がオススメです。
手順2:MetaMakアドレスを登録
MetaMaskのウォレットアドレスをコピーした後、コインチェックを開き、「ウォレット」から送金したい仮想通貨をタップします。

今回は最終的に「OpenSeaでNFTを買う」が目的なので、イーサリアム(ETH)をタップします。
イーサリアムの残高を示す画面が開くので、「送金」をタップします。

イーサリアム(ETH)を送金する画面が表示されるので、まずはMetaMaskのウォレットを登録するために「追加/編集」をタップします。

下画像のポップアップが表示されるので、「イーサリアム(ETH)」が選択されていることを確認し、「新規追加」をタップします。

下画像のページが開くので、各項目を入力していきます。

- 通貨:送金したい仮想通貨を選択。今回はイーサリアム(ETH)
- 宛名:送金先の名前を入力。自身が分かれば自由な記入もOK
- アドレス:送金先のウォレットアドレスを入力。今回はMetaMaskのウォレットアドレスをペーストする
- サービス名:送金先のサービス名を選択する。国外サービスは「その他」を選び、手入力する
- 受取人種別:送金を受け取る人物を入力する。今回は「本人への送金」を選択
各項目の入力が完了したら、「SMSを送信」をクリックし、SMSの認証コードを入力します。
最後に「追加」をクリックすれば、コインチェックへMetaMaskのウォレットアドレスを送金先として登録することができます。
手順3:コインチェックから送金
MetaMaskのウォレットアドレス登録後、コインチェックからMetaMaskへ送金する際は下記の手順で行います。

- 「送金する通貨」で「Etherum」を選ぶ
- 「宛先」で先ほど追加した「MetaMask」を選ぶ
- 「送金先サービス名」では「その他」を選ぶ
- 「具体的な送金サービス名」で「個人ウォレット」を入力する
- 「受取人種別」は「本人への送金」を選ぶ
- 「送金額」には送金したい金額を入力
- 以上が終わったら「次へ」をクリックする
上記が終わったら申請内容の確認画面になるので、「2段階認証コードを入力」「チェックの追加」を行い、「申込み内容を確定する」をクリックします。

2〜5分ほど待つと、MetaMaskへイーサリアム(ETH)が送金されているので、確認してください。
以上でコインチェックからMetaMaskへ送金する方法は完了です。
MetaMaskでOpenSeaへ登録&NFTを買う方法
ここからはMetaMaskを使ってOpenSeaへ登録する方法とNFTを購入する方法を解説します。
OpenSeaに関する基本的な説明は下の「OpenSeaとは?アカウント登録や買い方を徹底解説」を参考にしてください。
手順1:OpenSeaへアカウント登録
まずはOpenSea公式サイトへアクセスし、プロフィールアイコンをクリックします。

プロフィールアイコンをクリックすると、「ウォレットを接続」が表示されるので、「MetaMask」をクリックします。

MetaMaskの拡張機能かアプリが起動するので、ウォレットへログインしてからOpenSeaへの接続を許可する「署名」をクリックします。

これでOpenSeaへのアカウント登録は完了ですが、アカウントのプロフィールを充実させたい場合は「Settings」から情報を変更できます。

アカウント情報はいつでも変えられるので、時間がある時にじっくりと変更してください。
手順2:OpenSeaでNFTを購入
OpenSeaへのアカウント登録とイーサリアム(ETH)の準備ができたら、購入したいNFTを検索で探します。

欲しいNFTをクリックすると、下画像の様に「今すぐ1を購入」と表示されているのでクリックします。

MetaMaskが起動するので、購入を許可するための署名を行えばNFTの購入は完了です。
もし詳しい内容を知りたい場合は下の「OpenSeaとは?アカウント登録や買い方を徹底解説」を確認してください。